うつ病 と 肥満

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2017-05-15 0200. 私的思考 コメントはまだありません

うつ病 と 肥満

1 はじめに

うつ病 と 肥満の関係以外にも肥満は多くの病気を招くことに繋がることから肥満を予防することは大変重要なことである。ここでは肥満について述べたい。

2 肥満の定義

肥満とは以下の状態を指す。
 

  • 正常な体重に比べて体重が多い状態、
  • 及び/または、体脂肪が過剰に蓄積した状態

 

3 肥満の種類

以下は ICD-10 による肥満の分類を示す。
 

  • E66.0 過剰カロリーによる肥満(症)
  • E66.1 薬物誘発性肥満(症) (1)
  • E66.2 肺胞低換気を伴う過度肥満(症) (2)
  • E66.8 その他の肥満(症) (3)
  • E66.9 肥満(症),詳細不明 (5)

 
ここでは、主に過剰カロリーによる肥満(症)について述べるに留める。

4 肥満の判定

4.1 BMI(Body Mass Index)とは

体重と身長の割合から以下の式により算出する。
 

begin{eqnarray*} 
BMI = & frac{体重 [Kg]}{身長^2 [m]}
end{eqnarray*} 
 
例えば、身長 170cm、体重 60 Kg の人の場合の BMI は、以下のように計算する。
 
begin{eqnarray*} 
BMI = & frac{60 [Kg]}{1.7^2 [m]}
end{eqnarray*}

BMI = (20.8)
 
ここで、下のグラフより判定する。
 
690px-Body_mass_index_chart.jpg
 
この例の場合は、「Normal Range」の範囲内(18.5-25)にあるため、肥満ではないことが解る。

4.2 BMI の意味

BMI は、体脂肪率と相関する関係があることがこれまでの研究より明らかになっており、BMI を知ることにより肥満傾向を知り糖尿病や高血圧を予防することができる。

4.3 BMI の判定基準 Ⅰ

 

状態 指標
低体重 18.5
普通体重 18.5-25未満
肥満(1度) 25-30未満
肥満(2度) 30-35未満
肥満(3度) 35-40未満
肥満(4度) 40 以上

 

4.4 BMI の判定基準 Ⅱ

年齢 目標とする BMI
18-49 18.5-24.9
50-69 20.0-24.9
70以上 21.5-24.9

 

4.5 適正体重

適正体重は、これまでの統計により、BMI が22 となるのが適正体重と言われている。
つまり、身長160cm の人の場合の適正体重は、56.3 [Kg] となる。

5 日本人の食事摂取基準

5.1 身体活動レベルと必要なエネルギー

人が生きていくための1日に必要なエネルギー量というのがあります。それは、当然人によって違いがあるが、健康な人が1日に必要なエネルギーは、身体活動レベルが低い人(Ⅰ)、普通の人(Ⅱ)、高い人(Ⅲ)の3つに分けて考える。厚生労働省では、これらの区分と年齢により必要エネルギーを定めている。下表に年齢ごとの必要エネルギーを示す。単位は [Kcal/日]

5.1.1 身体活動レベルの定義

レベル 説明
生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合

5.1.2 年齢別必要エネルギーの基準

性別 男性     女性    
身体活動レベル
0-5ヶ月 550 500
6-8ヶ月 650 600
9-11ヶ月 700 650
1-2歳 950 900
3-5歳 1300 1250
6-7歳 1350 1550 1750 1250 1450 1650
8-9歳 1600 1850 2100 1500 1700 1900
10-11歳 1950 2250 2500 1850 2100 2350
12-14歳 2300 2600 2900 2150 2400 2700
15-17歳 2500 2850 3150 2050 2300 2550
18-29歳 2300 2650 3050 1650 1950 2200
30-49歳 2300 2650 3050 1750 2000 2300
50-69歳 2100 2450 2800 1650 1900 2200
70歳以上 1850 2200 2500 1500 1750 2000

 
身体活動レベルが低い成人男性(18歳-69歳)をみると2100-2300 [Kcal/日]のエネルギーが必要となることが解る。

5.2 必要なエネルギーの内訳

1歳-70歳以上の男女に必要なエネルギーの栄養素の割合を以下に示す。単位は (%)
 

たんぱく質 脂質 飽和脂肪酸 炭水化物
13-20 20-30 7以下 50-65

 
つまり、身体活動が低い(Ⅰ)50-69歳の男性の場合を示すと以下のようなカロリー分布となる。単位は (Kcal/日)
 

たんぱく質 脂質 飽和脂肪酸 炭水化物
273-420 420-630 147以下 1050-1365

 

5.3 栄養素の役割

栄養素には以下のようにそれぞれ役割がある。
 

5.3.1 エネルギーになるもの

炭水化物(糖質)が主な役割を果たす。糖質の摂取量が不足すると、たんぱく質が分解されてエネルギー源となる。心臓を動かしたり呼吸をしたりすることは生命の維持に必要な活動であるが、これらの活動にもエネルギーが必要となる。逆に活動量で使うエネルギーよりも多く摂取すると身体に蓄積される。

5.3.2 身体を作るもの

髪の毛、爪、筋肉などはたんぱく質、骨や歯はミネラル、細胞膜は脂質により作られる。特にたんぱく質は身体のすべての部分を作ることに関係している。

5.3.3 身体の調整を司るもの

体温調節をしたり神経の働きを調節したりするのにはビタミンやミネラルが関係している。特にビタミンは身体の中で作られないためビタミンを摂取することは重要であると言われている。

5.3.4 日本人の摂取エネルギーと主な栄養素

6 うつ病 と 肥満

うつ病の成因 の項目でも書いているが、クレッチマーはその著書「体格と性格」(1921) において、気分障害 (躁うつ病) 者の体型には肥満型 (ふとり型) が多く。性格は循環性格が多いことを示した。これは従来のメランコリー型うつ病の症状とは反対の症状が生じ、睡眠過多、食欲増進などの症状が見られることが知られている。このようなうつ病を 非定型うつ病 という。
 

6.1 うつ病 と 食事

うつ病 と サプリメント の項でも書いたが、6. うつ病患者 の n-3脂肪酸摂取の減少 が アルコール依存,薬物依存,うつ,認知症などの精神疾患やアルツハイマー病やてんかんなどの神経変性疾患を引き起こすことが知られている。これは脳内脂肪酸の低下によるものであると言われており、n-3脂肪酸を摂取することがうつ病を予防することにつながる。これは未だ動物実験の段階であるが、n-3脂肪酸摂取により、脳内セロトニン受容体が増加することが認められている。
 
このことから DHA などを多く含む青魚の摂取や野菜を積極的に摂取することにより予防できるものとされている。逆に言えば、 動物性たんぱく質糖質過剰摂取肥満の原因うつ病 の原因 になっているものと考えられる。 

8 ホームページについて

このホームページは、うつ病の精神治療法を研究するための私自身のためのサイトです。私自身が覚えることが苦手、且つ、忘れっぽい性分なので備忘録として主に以下の内容のものを扱っています。どこにいてもこのホームページを閲覧することができるようにという目的でこのホームページを作りました。
 
 
ホームページの作成には、Emacs 25.1.1 を使い org-mode により HTML を生成しました。Emacs を使った理由として、Mac , Windows , FreeBSD などOSを問わずに編集出来ること、また、日頃の文書作成も Emacs を使っているため慣れ親しんだツールを使うことが何よりも使い易いためでもあります。このホームページは、大学、大学院で学んだ事柄を中心に私自身が日々の研究のために忘れないようにするための私自身の備忘録、或いは雑記帳の様なものですので、記載されている事柄について十分な確認や検証をしたものではありません。
 
 

  • 患者様のための情報提供サイトではありません。
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  • 研究者、大学教職員、大学院生、学生のための情報提供サイトではありません。

 
 
したがいまして、このサイトは私のためのネットノートなので、読みにくかったり誤りもあるかもしれません。
その際はご指摘いただけると嬉しく思います。
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